オオカミ少年の独白
―Butterfly was born by two clowns―


嘘なんて必要無いと思っていた
凍りついた笑顔のままで 無理矢理に仮面を押し付けて
流れ出てくる ひと繋がりのfake……

逃したくない 手放したくない 泣き出したいくらい
痛みと共に苛立ちが募ってゆく 羽ばたいて月へと消えてゆくbutterfly ash.
俺の知らない処で壊れてゆくのか この掌に零れるbutterfly ash.
ひたむきさも もう 滑稽の縮図だね……

一つ呟く毎に 幸せだった時が泡沫になって消えてゆく
黙っているのも不安なくせに 今夜も背を向けて眠る
綺麗に飾り付けられた 裏切りの<Pandora's BOX>
火の代わりに嘘を覚え そして虚しさを手に入れる
箱の底に残ったのは 裸にされた想いの深み
でも もう解ってるんだ 涙は遡らないことくらい

奪い去りたい 抱きしめたい でももう叶わない
思い出すのは弱さの所為だろう 溜息で飛び散ったbutterfly ash.
愛と弱さをイコールで結ばないで 囁きはもう届かないbutterfly ash.
繕う言葉は もう 優しさ弄ぶだけ……

信じたかった 信じられたかった It’s untruth.
俺ですら信じられない自分自身 君が信じてくれるワケ無かったんだ
自分自身すら信じられない俺 君を信じられるワケ無かったんだ

幸せを運ぶ midnight butterfly.
嘘に灼かれて羽を失う became ash.
今までの平穏に見せかけた アイとシアワセ
be sinking like a butterfly ash.
小さな火種一つで全部が futile blank.

愛したいと願っていたのか? 愛されたいって望んでいたか?
It was cheap fake.
俺ですら愛せない自分自身 君が愛してくれるワケ無かったのか
自分自身すら愛せない俺 君を愛せるワケ無かったのか

空っぽの箱に ありったけの灰を詰めていこう
羽があったら飛んでゆけない高みへ
信じてみせろよ 愛してみせるよ
弱さと不可能をイコールで括るなよ


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